九想庵

埼玉の田舎で暮らしています

走線者 亡命か送還か

今夜この番組を観た。
www.web.nhk

NHK総合午後9:00~)(配信期限10月12日(日)午後9:49)

>ビザを必要としない南米エクアドル等から、数千キロに及ぶ“走線”。
アメリカへの命がけの逃避行に身を投じる中国人の数は6万を超える。
>一体なぜ?多くが中国共産党に批判的だと見なされ、身の危険を感じ
>た末の決断だと明かす。だが目指すアメリカはトランプ政権以降、
>移民対策を強化。二つの大国の狭間で、亡命申請に最後の望みを託す。
>命がけの逃避行の果てに出された「判決」とは―。走線者たちの“運命”
>を見つめた密着記録。
NHK番組HPの紹介文)

中国には、かなり多くの中国共産党に批判的な人がいるんですね。
私は、この番組を観るまで知らなかった。
アメリカへの命がけの逃避行に身を投じる中国人の数は、6万を超えるらしい。
しかし今のトランプ政権のアメリカは、移民対策を強化している。
亡命申請していても、なかなか通らないようです。
ある家族は、南米に行ったときに母親が川で行方不明になった。
父親と子ども2人でアメリカに着いたが、亡命申請がうまくいかず父親が自殺した。
父親が自殺した理由は、子どもたちが孤児になればアメリカに残れる、
ということで死を選んだという。
哀しいですね。
番組で取材していた男性は、亡命申請が通り、
もう1人の人は、申請が通りやすい裁判所に移って、3年後に決定が出るという。

私は、中国共産党のような組織が支配する国に住んでいたら絶対、
民主主義の自由な国に行きたいと考えるだろう。
そのときに国を出ることはできるのか?
そんなことを考えると、私は今の日本に生まれてよかった、としみじみ思う。
そしてこの日本を、もっといい国にしたいと考えます。