「名門「東京都交響楽団」"大リストラ計画"
お役人に「芸術家の査定」なんてできるのか? 」
サンデー毎日の2月1日号にあった記事だ。
読んでいて腹が立った。
東京都も財政困難で、いろんな意味で
支出を節約しなければならないことは分かる。
だからといって、
文化をリストラするなんて愚の骨頂だ。
私は1月10日の九想話「痛快」で、
地方自治体の外郭団体の見直しのことを書いた。
税金の無駄遣いをする外郭団体はいらない、
ということを。
自治体の職員がやればいいことを、
外郭団体にやらせることはおかしい。
しかし、都響のような世界的にも認められている
オーケストラの発展を阻害するようなことには反対だ。
1月7日付朝日新聞朝刊に、
「都響に職能制導入へ」という記事があった。
「オケの『色』とか何とか、
専門的なことを言われてもよく分からない。
我々のように、
演奏会に足を運ばない素人にもわかる指標をつくる義務が、
都響にはある。
他のオーケストラとは違い、税金を投入されているのだから」
教育庁生涯学習スポーツ部計画課長がこういっていたと。
こういう文化の分からない人間が、
それを統括する部署にいるとは。
なんで“演奏会に足を運ばない”んだ。