九想庵

埼玉の田舎で暮らしています

悲しい読書歴

私の生まれた家には本がありませんでしたね。
悲しいくらい本がなかった。
本を読むという習慣を持っている人が、
家族の中にいなかったんです。

私が小学4年のころに読んだ本で覚えているのが、
ジャングルブック」だったかな。
5、6年生のころは「シートン動物記」と
「ファーブル昆虫記」です。
これは全巻読んだ。好きでした。
みんな学校の図書室で借りた本です。

中学生のときは「トムソーヤの冒険」
ハックルベリー・フィンの冒険」が記憶にある。
あとは、夏休みの宿題に書く感想文のために読んだ
伊豆の踊子」「潮騒」「車輪の下」ぐらいです。
これは自分で文庫本を買ったと思う。

高校生のころも私の暮らしに読書は縁がなかった。
そんな私ですが、
兄が読んでいた「冬の旅」(立原正秋 著)を読んで、
3年生のとき学校の感想文のコンクールに出したら、
入選して賞状をもらったことがあった。

この他に読んで覚えていない本を入れても、
18、9歳ぐらいまでに私が読んだ本は、
書名だけでいえば20も読んでいないんじゃないかな。
私が本を読み出したのは20歳のときからです。
(恥ずかしい。ああ…みっともない。情けない)