今夜10時頃、息子たちの友だちが来た。
Kが台所に来て、「栓抜きは?」という。手にはビール瓶を持っていた。
親父が発泡酒だというのに…。
そのうちビールがなくなったのか、冷蔵庫の中の私の発泡酒を持っていった。
しばらくして、私の愛飲してる焼酎も持って行った。
親ばかな私は、焼酎用レモンとウーロン茶をすすめ、おまけにチーズとピー
ナッツの在処をおしえた。
息子の部屋では笑い声が響き、私は一人、一升498円で買った合成日本酒
を飲みながらキーボードを叩いている。
ミジメだがみじめではない。私には、のんべになりそうなアホな息子たちがいる。
うれしいです。
Uが来て、
「初めて煙草を吸った」
といった。
「どうだった?」
「まずぅエー」
「歌続けんだったら、やめたほうがいいな」
「おれ、もう吸わないよ」
どうかな…、と私はこころの中でほくそ笑んだ。
Kは、高校生のときから吸っている。
私には、バカな息子たちがいる。
しあわせです。