九想庵

埼玉の田舎で暮らしています

あれから1ヶ月、私の膀胱は?

今日は、大学病院の診察日でした。
7月15日にBCG注入療法の8回目を受けてから1ヶ月ほど立っている。
医師が膀胱鏡で見てみるという。
前回のとき主治医は、そんなことは言ってなかった。
でも私は、膀胱鏡で膀胱の中を見てみないことには先に進まないのではないかと思っていたので、
そう言われて納得した。
11時25分、膀胱鏡室に入る。
看護師に「トイレに行ってきましたか?」と聞かれた。
私は「はい」と答えた。
「下のものを脱いで、膀胱鏡のイスに坐ってタオルをかけて下さい」と言われた。
私は、ジーンズとパンツを脱ぎ膀胱鏡のイスに坐り、腰にバスタオルをかけた。
看護師が操作をするとイスが向きを変え、上のほうに足を上げ、私の両足を広げた。
おそらく看護師には、私の下半身が丸見えの状態になっている。
「消毒します」と言って、看護師は私の目的のものを消毒した。
「先生が、麻酔のゼリーを入れますから、それから10分ほど待って下さい」と言う。
先生が来て、私の尿道にゼリーを入れた。
それが痛かった。
「痛かった?ごめんね」と医師はなぐさめにもならないことを言った。
それから私は、両足を天井に向けたまま下半身をさらして15分待たされた。
その時間私は、よくないことを考えた。
3月のとき、12月から6回BCG注入療法をして膀胱鏡で見たら、膀胱に腫瘍が再発していた。
それで4月に3回目の手術をすることになった。
今日膀胱の中に腫瘍があったらまた手術かと思い、耐えられない気持ちになった。
そう思うと私の性格として、どうしても悪いほうに考えてしまい、やりきれなくなった。

主治医は、沢山の患者を診なくてはいけないのでたいへんだと思う。
患者と診察室で話して、処置室で患者にBCGを注入して、その間に患者の膀胱を膀胱鏡で見るのです。
別の日には、患者の膀胱から腫瘍をとる手術なんかもしている。
入院している患者も診なくてはならない。
私には、あの仕事は出来ないなと思う。
15分後に主治医が来て、膀胱鏡を私の尿道に入れた。
そのときは麻酔のゼリーのおかげでまったく痛みは感じなかった。
ただ違和感はあります。
「キレイに取れてるな」と医師が自分の技術を誇るように言う。
私は、頭を少し上げディスプレーを見てホッとした。
腫瘍は再発してないようだった。
「あれ、この赤いの危ないかな?」と主治医が言う。
膀胱鏡検査を終えて30分後に、診察室で結果を聞いた。
「手術で取った腫瘍は全部キレイに取れている。問題はあの赤いところだな」と主治医は言った。
結論は、9月24日に診察に来て、10月にまた膀胱鏡検査をするということになった。
私としては、ひとまずはよかった、という思いです。
とりあえず再手術は、今のところない。
あとは、あの赤いところのこれからが心配です。