九想庵

埼玉の田舎で暮らしています

飛ぶ教室、小説「敵」を語る

先週の「高橋源一郎の飛ぶ教室」(毎週金曜 午後9時05分~)は、(5月2日(金)午後9:55配信終了)
最初の「秘密の本棚」のコーナーは、筒井康隆の「敵」のことを話した。
75歳になった元大学教授が主人公で、日々の料理や生活のことが詳しく書いてあるらしい。
友だちは少ないらしく、性欲は強いらしい。
若い女性の友人もいるらしい。

私は現在72歳、この歳になったことに戸惑っている。
いや、いきなり72歳になったわけではない。
毎日、24時間を通り抜けて72歳になってしまった。
若いときには、いろいろ悩んで、そのときのたいへんなときにぶつかって生活していた。
そのときどきにいろんな小説を読み、映画を観て、テレビドラマを観てきた。
それらの主人公の生き方を自分の参考にしてきた。
最近、今の私に参考になる小説や映画を観たいものだと考えていた。
しかし、70代が主人公の小説やドラマは少ない。
高橋源一郎のこの小説の解説を聴いていて、私はこの小説は読もう、と思った。
図書館で探したがなかった。
筒井康隆全集が図書館にあったが、「敵」は載ってなかった。
それで今日、本屋に行って新潮文庫を買ってきた。


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