今朝、NHK7時のニュースの中で紹介していたエピソードが嬉しかった。
大阪のある運送会社の大型トラックが、カーラッピングして走っているという。
ドライバーの子どもが描いた絵が、箱車(はこしゃ)の後ろの扉の所に印刷してあった。
みんな長距離トラックのドライバーだ。
そのとき紹介していたドライバーには子どもが4人いた。
子どもたちが描いた絵が、彼の大型トラックのうしろを飾っていた。
「お父さん、交通事故気をつけて!」
「お父さん、元気に帰ってきて」
「お父さんは日本一のドライバーです」
などの言葉が、トラックの絵やお父さんの似顔絵と一緒に書いてあった。
これは素敵な話だなと思った。
何年か前に、その運送会社のトラックが人を轢いてしまった。
その人は亡くなり、子どもと奥さんが残された。
それから2度と交通事故がないようにするには、どうしたらいいかと社長は考えた。
いろいろ考えたひとつに、マッピングトラックがあった。
運転手の子どもの絵を描いたトラック、
お父さんの安全運転を願う言葉を書いたトラックが街を走る。
マッピングトラックにしてからその会社では、事故がひとつもないという。
現在はかなりの数のラッピングトラックが、大阪で走っている。
最後に、あるの40代の男のエピソードがあった。
彼も自分が運転するトラックにラッピングをしたかった。
しかし、彼は独身で子どもがいなかった。
同僚の10歳の男の子が絵を描いてくれた。
その絵をその人がトラックにラッピングした。
ラッピングしたトラックを迎える彼の笑顔がよかった。
朝からいい話でした。