九想庵

埼玉の田舎で暮らしています

寺尾聰

今夜の「人生最高レストラン」(TBSテレビ 23:30~)は寺尾聰だった。
寺尾聰は今週、ラジオ深夜便(5月27日(火)午前5:00配信終了)にも出ていた。
彼の主演映画「父と僕の終わらない歌」が近々公開されるらしい。
寺尾聰の父親は、宇野重吉です。
寺尾聰は、高校1年を3回しているそうだ。
親の宇野重吉はどんな気持ちでいたのだろうか?
20歳過ぎていた寺尾聰宇野重吉は、石原裕次郎の事務所に預けた。

宇野重吉のいる民芸にいた奈良岡朋子が、寺尾聰に次のように言ったそうだ。
「教わることは誰からもなんにもないよ」
「え、なんで?」
「生まれたときからあなたは、お父様からいろんなことを教わっている」
寺尾聰は子どものときから、父親の宇野重吉からいろいろ言われてきていたそうだ。

羨ましい。
私は、父親が43歳のときの子どもだ。
私は6人きょうだいの末っ子です。
父親から「こうしろ」と言われたことはない。
親父は本など読まない人で、ただ農業をしていた人だった。
盆踊りが好きで、お盆には地域の盆踊りのやぐらの上で太鼓叩いて唄をうたっていた。
酒が好きで、飲むとよく母親を怒鳴っていた。
幼い頃よく親父に頭を殴られたが、でも何で怒られたのかは忘れた。
家は貧しすぎた。
楽しい思い出はなにもない。