5日は、16日ぶりの休日だった。
朝、携帯電話のアラームをセットしないでいいというだけで幸せだった。
しかし、6時には目が覚めてしまい会社に行く女房を起こした。
それからまた布団にもぐり込んだ。
夜には10年前に消えた会社の忘年会がある。
(この忘年会のためにこの日を休日に希望していた)
それまで何をしようと考えた。
休みがなかったのでやることは沢山ある。
あるけどなんか家にずうっということがイヤだったんですね。
久しぶりに映画を観たいと思った。
それでは何を観るか?
このところ観たいと思っていた映画は「レッドクリフ」だった。
私が映画を観るところは家から5分のパルコがほとんどですが、
この「レッドクリフ」を上映する予定がない。
それじゃ新宿で観るかとなった。
ネットで調べると新宿アカデミー劇場でやっている。
15:50~18:30 という時間が夜の忘年会(19:10 始まり)にちょうどいい。
新宿アカデミー劇場は、新宿コマ劇場の近くにあり、
西武新宿駅から10分ほどのところだった。
駅を出ると雨が降っていた。
天気予報では午後から雨といってたので私は傘を持っていた。
新宿の映画館ということで私はそれなりの期待をして行ったのだが、
なんか場末の映画館という雰囲気だった。
一瞬、やめようかなと思ってしまった。
とても新宿アカデミー劇場という名にはふさわしくなかった。
これじゃ、よっぽどシントコのパルコのほうがいい感じだ。
スクリーンの大きさもパルコと変わらなかった。
でも、ふと私の青春時代の70年代を思い起こさせてくれてこれはこれでよかった。
さて映画「レッドクリフ PartⅠ」です。
これはみなさんもご存じの通り「三国志」の中の赤壁の戦いを題材にした映画 です。
しかし、「レッドクリフ」という映画名はあまり好きじゃないな。
「赤壁」でいいのではないか。中国が舞台の映画なんですから。
なんで「レッドクリフ」なの? 映画会社の宣伝スタッフとしては、
このほうが若い人に受けるのではと考えたのでしょうね。
それにしてもあんなふうにして戦争をしたのでは、
私なんか絶対生き残れる気がしない。
敵も味方も入り混じってわけがわからない。
味方の槍に突き刺されてもしかたない状況だ。
中心人物はみんな強い。
でも、ひとりであんなに沢山の雑兵に囲まれたらやられてしまうのではないか?
しかし、やっつけちゃうんですね。ホントカナ?
映画だからしかたないけど、ちょっとうまくできすぎかな、と思ってしまう。
中村獅童なんてカッコいいんだよな。
あんなにホントに戦えるのかな? ちょっとありえないよな~。
周瑜と孔明が、琴のような楽器を寡黙に弾いていることで、
ふたりの気持ちが通じたというシーンがあったがあれはよかった。
といっても、戦国の武将があんなにうまく楽器を弾けるわけがないと思う。
私なんかたかだか24時間勤務の連続でもケーナなんて吹いてる余裕がない。
あれはあれでいいのでしょうが、もっとヘタな感じの演奏のほうがリアルだと思う。
それだって観ているほうには感情は伝わる。
映画館はコンサートホールではない
2時間15分の映画が長いと感じなかった。
始まる前はトイレの心配をしたが、映画に夢中になって忘れました。
映像もわるくなかった。俳優もよかった。
なんといっても周瑜の妻の小喬が美しかった。
いや、男優がよかった(と書いておこう)。
テンポのいいストーリー展開もよかった。
しかし、このPartⅠは、PartⅡのための映画ですね。
時代背景や登場人物を説明しただけという印象はいなめない。
早くPartⅡを観たいという期待感だけが残りました。