九想庵

埼玉の田舎で暮らしています

男の下着

なんといっても私はブリーフ派だ。
誰も何もいってないか。
いや、いってそうな気がする。
あんな“もっこり”はかっこ悪いと。

私は子どもの頃、今でいうトランクスタイプだった。
そのとき、東京の従兄弟たちが穿いていたブリーフに憧れた。
中学生の頃から私もブリーフにしたと思う。
息子たちは小さいときはブリーフだったが、
中学生になったときからトランクスに変わった。
友だちの多くがトランクスを穿いていたからだろう。
今はおそらくそのままだ。
現在の若い人たちはトランクスが多いと思う。

私の父親は越中褌だった。
おふくろが縫って作ったものだ。
夏、父がお風呂から出て褌のままでいることがイヤだった。
今になってみると、あの姿が懐かしい。

ここ何年かお店でブリーフを買おうと思っても売ってなかった。
真剣に探せばあるのかも知れなかったが…。
私は無印良品のブリーフを愛用していたのだが、なくなってしまった。
ここんところユニクロのショートボクサーブリーフをしかたなしに買っていた。
どうも、太腿まわりの布が邪魔だ。

昨日、女房とユニクロに行ったとき、ストレッチショートブリーフというのがあった。
私が欲しい形のものだった。
女房に、「ブリーフがあったよ。買っていい?」と訊くと、
「それじゃ、今あるトランクスタイプのブリーフ捨てていい?」といいやがる。
「なにも捨てることないじゃないか。別に邪魔になるわけじゃないし」
「だってもう穿かないんでしょ」
「………」
「だったら捨てちゃっていいじゃない」
私は捨てるということのできない人間だ。
貧乏根性が身体にしみついている。
「それじゃ、買わないよ。今のを穿くよ」
「好きなのを穿けばいいのに」
「おれは、今のを捨てるのイヤだもの」

結局、ストレッチショートブリーフ(2枚990円)を買いました。
トランクスタイプのものも捨ててません。
めでたし、めでたし、です。

今日もどうでもいい話ですみませんでした。