昨日、パソコンのパーツを買うために秋葉原に行った。
夏休みにパソコンを作りたいな、とはなんとなく考えていたが、経済的なこ
とを考えるとやはり無理だと思っていた。
ところが、日曜日に所沢パティオの友人のSからメールが来ていた。
「パーツを買いに行くようでしたら、つき合いますよ」
7月末にオフで飲んだときに、「パソコン作りたいんだ」と私がいったこと
を覚えていたのだ。
そんなメールをもらっては無視するわけにもいかない。
「お金がないので、作りたいのはやまやまだがとうぶん我慢します」
というメールをSに送った。
翌日電話をすると、
「僕の余っているパーツを上げますよ。だから、ケース、FDドライブ、CD-ROM
ドライブ、OSぐらい買えば作れますよ」
という。
彼は、自作したパソコンをアップグレイドしていて、取り替えはずしたCPU、
マザーボード、ハードディスク、ビデオカードなどがあるという。
それからSと会ってビリヤードをした。彼は、まだ20代で独身だ。たまに
会ってへたなビリヤードをしている。
そのあと所沢のパソコンショップ(ここにはパソコンのパーツなどが売って
いて、そこを見てから、私もパソコン作ってみようという気持ちになった所で
す)に行って、いろいろ説明してもらった。その後、喫茶店で彼からいろいろ
話を聞いてるうちに、秋葉原にパーツを買いに行くことなった。
昨日は暑かった。その中を、私たちは必死になって中古パーツのお店を駆け
回った。
朝のうち、私はケースとOS(Windows98)ぐらいを買って、あとは彼からもらえ
るパーツと古くて使ってないDOS/Vパソコン(この前、今のパソコンが壊れたと
き使っていたもの)のFDドライブとCD-ROMドライブそして、サウンドカードを
使って「自作パソコン」というものを味わってみようと思っていた。
という計画を持ちながら、財布には5万円ほど入れてきた。息子が使うパソ
コンなので、できるだけ快適なパソコンを作って上げたいという親心も心の隅
っこにあったのです。
Sがあるショップで、ペンティアムIIの載る4,000円のマザーボードを見つけ
た。
「これはジャンクです。動かないかもしれません。でも、動いたら掘り出しも
んです。騙されたと思って買ってみませんか。ただし、動かなくてもいいとい
う覚悟がなかったらやめて下さい。そのとき、僕のこと恨まないで下さいよ」
私は、考えた。薄給の私にとって、4,000円は大きな金額だ。それを捨てるこ
とになったら。でも、私の遊び心がぬくぬくと鎌首を上げてきた。一か八かの
賭に、私は、掛けてみようと思った。それにこのクソ暑いのに、一日つき合っ
てくれてるSを楽しませてあげたいという、私のサービス心が出てきた。彼だ
ってこれまで、ジャンクを買って苦労をしている。それを少し味わってみても
いいではないか、と私は心を決めた。
そのマザーボードをレジの店員に持っていくと、
「これは、レシート、保証書渡せませんがいいですか」
という。へェーそういうもんなんだと私は思った。
マザーボードを買ったことによって、CPU、メモリーも買わなければならなく
なった。あっちこっちのショップに行き、価格を見ては戻ったりと動き回った。
マザーボード 4,000円
CPU Pentium II 233 (FAN付き) 6,980円
CD-ROM 24倍速 3,980円
メモリー 32MB DIMM (2,580円x2) 5,160円
ケース 6,980円
OS(Windows98) 7,980円
この他、ケーブルとか小物を買って、総額、36,600円になった。
ケースを、所沢まで持ち帰るのは大変でした。