11月4日、草津温泉の帰りにパンカーラに寄った。
自宅までの車の運転を女房に依頼して、私はビールを飲んだ。
マスターのギターの伴奏でケーナを吹かせてもらいました。
私のケーナの下手くそなこと以外は、すべて楽しかった。
女房は、フラメンコで使うカスタネットなんぞを持ってきていて、
その説明などを始めた。
フラメンコのカスタネットは、彼女が唯一演奏できる楽器です。
帰り、車を運転しながら女房がいう。
「もう一組のご夫婦はどうしたんだろう?」
「今日は、休みだったんじゃないの」
適度なアルコールに酔ってしまっていた私は、
なんでもないことのように応えた。
「なにかちがう」
女房は、私の家に戻ってパンカーラのホームページを開いた。
そして掲示板をしばらく黙って読んでいた。
私も女房が寝てからそれを読みました。
私は、自分のあまりの脳天気さに自己嫌悪に陥った。